Project Overview
プロジェクト概要
このデータベースは、広島大学原爆放射線医科学研究所(原医研)が所有する被爆者のスライド標本を最新の技術によりデジタル化し、その代表的な画像と医学記録などの解説に、個人情報を除いた性別や年齢、被爆状況などの情報を加えてまとめ、年齢、被爆距離(爆心地からの距離)、被爆場所などから検索および閲覧ができるようにしたものです。
被爆者の具体的な資料に接していただくことで、多くの方々に原爆の影響や被爆の実態を伝えることを目的としています。
謝辞
本データベースの作成には、被爆者標本のスライドスキャナによるデジタル化およびデータベース作成を目的として実施した、クラウドファンディング「原爆被爆者の記録を後世へ:標本データベース化プロジェクト」で得られた資金を用いました。
ご支援いただきました皆様には厚く感謝いたします。
出典:国土地理院の空中写真(1945-1950撮影)を加工して掲載
News
お知らせ
- 2022年10月24日
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【データベース作成目標完成のお知らせ】
平素より、本データベースをご利用いただきありがとうございます。
10/17~24の間、メンテナンス作業を実施し、症例データの更新等を行いました。
この度、新たに35症例を追加し、クラウドファンディング当初の目標であった、スライド標本135人分のデータベースが完成いたしました。
あらためて、ご支援いただきました皆様には厚く感謝いたしますとともに、これからも、本データベースの内容の充実に努めて参ります。
なお、35症例のリストは、更新履歴をご覧ください。
引き続きのご利用をよろしくお願い申し上げます。
- 2022年06月01日
- TOPに掲載されている地図(航空写真)の出典記載名を以下のとおり修正いたしました。
「出典:国土地理院の空中写真(1945-1950撮影)を加工して掲載」
上記該当箇所を修正させていただきました。
本件をお詫びいたしますとともに引き続きのご利用をよろしくお願い申し上げます。
- 2022年05月20日
- 被爆者スライド標本データベースを本日公開いたしました。
今後も少しずつ情報を追加・更新してゆく予定です。
多くの皆様にご利用いただけることを願っております。
- 2022年05月10日
- 被爆者スライド標本データベースの一般公開日は05月20日(金)に決定いたしました。
About us
広島大学原医研附属被ばく資料調査解析部について
当部は、広島大学原爆放射線医科学研究所(原医研)に所属する1部門です。前身の原爆医学標本センターが1967年に設立されて以来、原子爆弾や放射線による被災や人体への影響に関する幅広い資料を収集、整理するとともに、それらの資料を活用した研究を行ってきました。
なかでも当部が保管している、原子爆弾で被爆された方々の臓器や組織の標本は、関連する資料としては世界で最大規模のもので、ほかにはほとんど存在しない貴重な資料です。
本データベースで提示しているのはこれらの資料のほんの一部です。普段あまりなじみのない標本について、どのような物でどのようなことが分かるのか、被爆者の具体的な情報とあわせて接することで、被爆への関心を持っていただくきっかけとなれば幸いです。
担当:杉原 清香